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内科や外科でうつや幻覚がありそうな人に出会ったら|『ねじ子が精神疾患に出会ったときに考えていることをまとめてみた』

ねじ子が精神疾患に出会ったときに考えていることをまとめてみた
イタドリ
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精神疾患の既往があるのでは?と思ったときの初期対応について書かれています。
学生時代の実習しか精神科の経験がない、という人は多いでしょう。
どの科で働いていても、精神科疾患は関係してきますよね。
精神科の書籍を読むのはおっくうだけど、
必要性は感じている。
そういう時に役に立つのがこの本です。

おすすめポイント
  • ねじ子先生のイラストが秀逸。どんなリアルな写真よりも伝わる雰囲気。
  • 精神科の基礎知識がまとめられている
  • 他科で精神科の患者さんに会ったときの初期対応がわかりやすい

言語化することが難しい雰囲気をイラストで表現

精神疾患に出会ったときに考えていることをまとめてみた

口頭で説明することが難しい独特な雰囲気。
写真だと横線やモザイクがかかって、伝わりにくくなってしまうジャンルです。
ねじ子先生のイラストが機微をあらわしてくれています。
全ての診療科の皆様におすすめしたいです。
もちろん、精神科にお勤めのかたにも、読み応えは充分あります。

繰り返し読んでいる
「パーソナリティ障害

ねじ子 愛情バケツ

ボーダーライン・よくある例 穴のあいた愛情バケツ
                 引用 168ページ 

ああ、あの人はこれだったのか。
と納得感が得られること間違いなし。
すごく難しい患者さんを担当したことってありませんか。

理想に出会ったような誉め言葉を発しているかと思えば、
わずかなことでこきおろしを始める。
一番言われたくないようなことをピンポイントで突いてくる。

このあたりの感覚は一種の才能。
心身ともに疲弊して、職場に行くのがイヤになったことがあります。

落ち着いた一貫した態度で接するとか、限界設定をする、など
対応の仕方を書いた本は他の書籍にもあります。
一般向けの書籍もたくさんありますよね。

理屈はわかっても、気持ちが納得できない。
そんな難易度の高いことを要求されても実行するのは難しい、と思ってしまう。

話すと愚痴や悪口になってしまいそうなことを一般化して伝えてくれています。
こういったことで困難を感じているのは自分だけではない。
本を読むことで、あの時の困った状況を客観的に振り返ることができます。

わかりやすい
「子どもの精神の世界

私が学生の頃には習わなかった自閉症やアスペルガー、ADHD。

職場での研修などで勉強はしましたが、
患者さんによって症状が多彩なので難しく感じます。

専門家を志す人にはさらに専門書が必要ですが、
そうでない人にとっての必要な項目はしっかりまとめられています。

今働いている診療科の勉強で手一杯、でも精神科のことも知っておきたい。
そんなあなたにピッタリです。

リラックスしながら読めて、必要なことはきちんと書いてある本です。

精神疾患に出会ったときに考えていることをまとめてみた

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