看護師の転職の始め方|失敗しないための準備と進め方
「今の職場を変えたいけど、何から始めればいいの?」——看護師の転職は、進め方を知っているかどうかで大きく変わります。この記事では、現役の訪問看護師として20年以上働いてきた視点から、後悔しない転職の準備と進め方をまとめました。
先に一つお伝えしたいのは、転職活動そのものは、実際に転職するかどうかに関わらず、やってみて損のないことだということです。私自身、動いてみて初めて見えたものがたくさんありました。
看護師が転職を考えるよくあるきっかけ

看護師が転職を考えるきっかけは、人それぞれです。よくあるのは、夜勤や激務で体がつらい、職場の人間関係、給料や評価への不満、結婚・出産などライフステージの変化、といったところ。
「こんなことで転職を考えるのは甘えかな」と思う必要はありません。多くの看護師が同じように悩み、働き方を見直しています。それぞれの悩みについては、別の記事でもくわしく書いています。


転職で失敗しないために、最初に決めること

転職で後悔しないためのいちばんのコツは、勢いで辞めないことです。まずは「今の不満は何か」「次の職場で何を優先したいか」を紙に書き出してみてください。
夜勤をなくしたいのか、人間関係の良さか、収入か、通勤のしやすさか——自分の優先順位をはっきりさせておくと、求人選びでブレなくなります。すべてが100点の職場はなかなかないので、「これだけは譲れない」を決めておくのが大切です。
看護師の転職先にはどんな選択肢がある?

看護師の資格は、夜勤のある病棟以外でも幅広く活かせます。代表的な選択肢を挙げてみます。
・訪問看護:基本は日中の仕事で、利用者さんと深く関われる。
・クリニック・外来:日勤中心で生活リズムを整えやすい。
・施設・デイサービス:夜勤なしの日勤常勤の求人もある。
・検診・健診センター:日勤・土日休みのことが多い。
・産業看護師:企業で働く日勤の仕事。
「自分にはどんな働き方が合うんだろう?」と考えるヒントは、こちらの記事も参考になります。


転職の進め方|5つのステップ

転職は、つぎの5つのステップで進めるとスムーズです。
①情報収集→②応募先をしぼる→③応募・面接→④内定・条件確認→⑤退職を申し出る・引き継ぎ。
まずは求人を見て、給料や条件の「相場」を知ることから。これが思いのほか大事です。相場を知ると、自分の今の働き方や待遇が、世の中の標準と比べてふさわしいのか・劣っているのかを客観的に確認できます。「辞めたい、でも踏ん切りがつかない」とぐるぐる思い悩む段階から、一歩前に進めるんです。
できれば在職中に動くのがおすすめです。収入が途切れず、気持ちにも余裕をもって次を選べます。
転職サイト・エージェントは使ったほうがいい?

一人で求人を探すより、看護師専門の転職サイト(エージェント)を使うと、求人の幅が広がり、条件の交渉や日程調整も任せられてラクになります。
私が動いてよかったと感じたのも、転職エージェントと話したことでした。最初は「希望なんてうまく言えない」と思っていたのに、話しているうちに、自分が本当に求めていることがだんだん明確になっていったんです。一人で考えていても堂々めぐりだったことが、人に話すことで整理されました。
使うときのコツは、複数に登録して比較すること、希望をはっきり伝えること、そして合わないと感じた担当者は遠慮なく変えてもらうことです。強く勧められる求人があっても、流される必要はありません。最後は自分が納得できるかどうかで選んで大丈夫です。
看護師向けの転職サービスはいくつもありますが、看護師専門で非公開でのやりとりができる「ナースJJ」のようなサービスから見てみると、選択肢を広げやすいです。特徴や向いている人はこちらの記事でまとめています。
退職を言い出せない・引き止められてつらいときは

次が決まっても、「退職をなかなか言い出せない」「強く引き止められてつらい」という人は少なくありません。
無理に一人で抱え込まないでください。どうしても自分で言い出すのが難しいときは、退職代行という選択肢もあります。心や体を壊してしまう前に、頼れるものは頼っていいんです。

まとめ|まずは情報を見るところから

転職活動は、必ずしも「辞めるための準備」ではありません。相場を知り、人に話して希望を整理するだけでも、今の自分を見つめ直すいい機会になります。するかしないかは、そのあとで決めればいいんです。
転職は「逃げ」ではなく、自分に合う働き方を選ぶ前向きな一歩。まずは情報を見るところから、軽い気持ちで始めてみてくださいね。

じっくり相談しながら転職を進めたい方向けに、レバウェル看護の特徴と評判もまとめています。

どの転職サービスを使うか迷ったら、HSP・繊細さん目線で5社を比較したこちらの記事をどうぞ。

