夜勤をやめたい看護師さんへ|夜勤なしで働く方法と転職の選択肢
夜勤がつらくて、「もうこの働き方は続けられないかもしれない」と感じていませんか。
夜中に何度もナースコールで起こされ、明け方には頭がぼーっとして、家に帰っても眠れない。そんな日々が続くと、心も体もすり減っていきます。
でも、夜勤を減らす・やめるという選択は、逃げでも甘えでもありません。実際に夜勤をやめて、体調も気持ちもずっと軽くなった人はたくさんいます。私自身も、その一人です。
この記事では、夜勤なしで働く具体的な方法と、日勤のみの職場に転職するときの進め方を、現役の訪問看護師の目線でまとめました。
夜勤がつらいなら「やめる」を考えていい
夜勤のつらさは、根性で乗り切るものではありません。
体が「もう無理だよ」とサインを出しているのに、「みんなやっているから」とがまんを続けると、いつか限界がきてしまいます。
私が夜勤をやめていちばん驚いたのは、風邪の治りが早くなったことでした。夜勤をしていたころは、一度ひいた風邪が2週間ほど長引いていたのに、夜勤をやめてからは1週間ほどで治るようになりました。体の回復する力が、夜勤でどれだけ削られていたのかを、あとから実感したのです。
夜勤そのもののつらさや、なぜこんなにしんどいのかをもっと知りたい方は、こちらの記事もあわせて読んでみてください。この記事は、その「次の一歩=どう動くか」をお伝えするものです。

夜勤をやめる前に知っておきたいこと
夜勤をやめる決断をする前に、良い面と気をつけたい面の両方を知っておくと、あとで後悔しにくくなります。
まず、夜勤をやめるメリットからお話しします。いちばん大きいのは、生活リズムが整うことです。毎日決まった時間に起きて眠れるようになると、体調が安定し、気持ちにも余裕が生まれます。家族や友人と予定が合いやすくなるのも、うれしい変化です。
一方で、気をつけたい点もあります。ありていに言えば、夜勤手当がなくなる分、収入は下がることが多いです。日勤のみの常勤求人は人気が高く、タイミングによっては枠が限られていることもあります。
「収入が下がるのが不安」という方は、いちど夜勤手当がなくなったときの手取りを計算してみると、判断しやすくなります。思っていたより差が小さいこともありますし、体調を崩して働けなくなるリスクと比べて考えると、見え方が変わることもあります。
夜勤なしで働く2つの方法
夜勤なしで働くには、大きく分けて2つの道があります。
1つ目は、今の職場で相談することです。日勤常勤への変更や、夜勤回数を減らせないか相談してみる方法があります。部署によっては、日勤帯中心の配属に異動できることもあります。言い出しにくいときは、「体調を整えながら長く働き続けたいので」と前向きな理由を添えて伝えると、話が進みやすくなります。
2つ目は、夜勤のない職場へ転職することです。今の職場では夜勤を減らすのが難しい、相談しても変わらなかった。そんなときは、無理をせず環境そのものを変える選択肢があります。
転職と聞くと身がまえてしまうかもしれませんが、まずは情報を集めるだけでも大丈夫です。進め方の全体像は、こちらの記事にまとめています。

夜勤なし・日勤のみで働ける職場の種類
「夜勤なし」と一口に言っても、働ける場所はいろいろあります。代表的なものを挙げてみます。
訪問看護:日中に利用者さんのお宅を回る働き方です。私自身、ここで働き方が大きく変わりました。
クリニック・外来:基本的に日勤帯で、土日が休みのところも多い職場です。最近は夕方から遅めの時間まで診療しているクリニックもあるので、自分の生活に合わせて勤務時間を選びたい人には、選択肢として考えてみてもよいかもしれません。
検診・健診センター:採血や検査が中心の職場です。一日の流れが決まっているので、イレギュラーな対応もあまりありません。
デイサービス・介護施設:日勤帯中心の働き方です。健康状態が安定している利用者さんが多いので、病棟のような張りつめた緊迫感は少なめです。ただし「のんびり」とまではいかず、それなりに忙しさはあります。気をつけたいのは急変時で、デイサービスでは主な既往歴の病名くらいしか情報がなく、今の治療方針や内服薬の細かい情報まではそろっていないことがあります。「体調が安定している人が多い」と油断していると、急に意識状態が変わって対応に追われ、焦ることもあります。病院や訪問看護とは少し種類の違う気の張り方がある場所だと感じます。
産業看護師(企業):会社で働く人の健康をサポートする仕事です。土日祝が休みで夜勤もないところが多く、生活リズムを整えやすいのが魅力です。ただ、企業の看護職は社内に一人だけの「一人職場」になることが多く、判断に迷ったときに相談できる先輩や同僚がそばにいない心細さがあります。中心になる保健指導も、相手は忙しい社員さんで、とくに役職のある方だとなかなか取り合ってもらえず、思うように届かないもどかしさを感じることもあると聞きます。健康管理など病棟とは少し違うスキルも必要なので、入職前に「困ったときに誰に相談できるのか」という体制を確認しておくと安心だと感じます。
どの職場が自分に合うか分からないという方は、向いている仕事の選び方を、こちらでまとめています。

夜勤なしの転職を進めるステップ
夜勤なしの求人は人気があるぶん、自分ひとりで探すと「条件に合うものが見つからない」と疲れてしまうことがあります。日勤の求人にくわしい転職サービスに相談すると、効率よく探せます。
とはいえ、求人を探す場所は「転職サービス」だけではありません。ハローワークという選び方もあり、それぞれ向き・不向きがあります。「どこで探すのが自分に合っているのか」を先に知っておくと、夜勤なしの求人探しもぐっと進めやすくなります。下の記事で両方の違いをわかりやすく比べているので、あわせて読んでみてください。

まとめ
夜勤をやめることは、後ろ向きな選択ではなく、長く働き続けるための前向きな選択です。進め方としては、まず今の職場に相談してみて、それが難しいようなら転職を考える、という順番がおすすめです。
そして何より、つらいときは無理をしないでください。あなたの体と心は、夜勤と引きかえにしてよいものではありません。少し立ち止まって、自分に合った働き方を探してみてくださいね。
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夜勤なしの求人探しに使う転職サービス選びは、こちらの比較記事が参考になります。

